自区内就業者率は福岡市博多区が1位、産業別では「卸売業,小売業」が最も高い

国勢調査(2020年)データから、自区内で就業している人の割合(自区内就業者率)を算出し、都心エリア30区で比較を行った。自区内就業者率が最も高かったのは福岡市博多区(63.2%)で、最も低かったのは横浜市 神奈川区(29.5%)だった。産業別(第1次産業と鉱業,採石業,砂利採取業、分類不能産業を除く)で見ると、「卸売業、小売業」の自区内就業者率が高い地区が多く、大阪市西区の「卸売業、小売業」(23.9%)が最も高かった。一方、東京都の港区、新宿区、渋谷区では「情報通信業」が、千代田区では「学術研究、専門・技術サービス業」が最も高く、横浜市港南区、神戸市須磨区、福岡市の南区、城南区では「医療、福祉」が最も高かった。都心の自区内就業者率は地区によって産業の違いが見られた。

自区内就業者率

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rank自区内就業者率rank自区内就業者率
1福岡市 博多区63.2%16福岡市 南区40.1%
2福岡市 中央区58.8%17神戸市 東灘区38.3%
3神戸市 中央区57.1%18大阪市 西区38.1%
4名古屋市 中区56.4%19名古屋市 東区36.6%
5東京都 千代田区52.7%20福岡市 城南区35.8%
6大阪市 中央区50.8%21神戸市灘区35.1%
7福岡市 東区50.7%22大阪市 浪速区34.5%
8東京都 港区50.6%23名古屋市 熱田区33.8%
9大阪市 北区47.2%24神戸市須磨区33.2%
10名古屋市 中村区45.9%25横浜市 西区32.6%
11横浜市 中区43.8%26名古屋市瑞穂区32.4%
12東京都 中央区42.3%27横浜市 港北区32.2%
13東京都 渋谷区41.9%28大阪市 天王寺区31.1%
14東京都新宿区41.2%29横浜市港南区29.5%
15神戸市 兵庫区40.8%30横浜市 神奈川区29.5%

産業別自区内就業者率(各地区自区内就業者率が最も高い産業のみ)

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1大阪市西区卸売業,小売業23.9%16福岡市城南区医療,福祉18.4%
2名古屋市熱田区卸売業,小売業22.8%17名古屋市瑞穂区卸売業,小売業18.0%
3大阪市浪速区卸売業,小売業21.6%18神戸市灘区卸売業,小売業17.7%
4名古屋市中区卸売業,小売業21.3%19福岡市中央区卸売業,小売業17.6%
5福岡市博多区卸売業,小売業21.1%20東京都渋谷区情報通信業17.3%
6名古屋市中村区卸売業,小売業20.5%21横浜市港北区卸売業,小売業17.1%
7大阪市中央区卸売業,小売業20.1%22横浜市神奈川区卸売業,小売業17.0%
8横浜市港南区医療,福祉20.1%23神戸市中央区卸売業,小売業16.9%
9神戸市須磨区医療,福祉20.0%24大阪市北区卸売業,小売業16.4%
10名古屋市東区卸売業,小売業19.7%25東京都中央区卸売業,小売業16.1%
11福岡市南区医療,福祉19.5%26横浜市中区卸売業,小売業15.9%
12福岡市東区卸売業,小売業19.5%27東京都港区情報通信業15.8%
13大阪市天王寺区卸売業,小売業19.4%28横浜市西区卸売業,小売業15.7%
14神戸市兵庫区卸売業,小売業19.4%29東京都千代田区学術研究,専門・技術サービス業15.0%
15神戸市東灘区卸売業,小売業19.0%30東京都新宿区情報通信業12.5%
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自区内就業者率産業別自区内就業者率
平均値41.9%18.5%
中央値40.5%18.7%
バラツキ(変動係数※)0.2230.132
格差(最大値/最小値)2.11.9
外れ値(上)※第三四分位数+(四分位範囲IQR×1.5)73.4%以上24.8%
外れ値(下)※第一四分位数-(四分位範囲IQR×1.5)10.3%以下12.3%

※産業別自区内就業者率データは各地区で最も高い産業のみを抜粋して算出していす。

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